暑い日も増えてきて、十勝千年の森でも夏の花のつぼみが順調に膨らみ始めています。そして、キッチンガーデンでは植栽も本格的に始まりました。

キッチンガーデンに植栽する野菜、ハーブ、一年草のほとんどが、ガーデナーが種から育てているものになります。

今回は、キッチンガーデンの苗の生長の様子をご紹介したいと思います。

十勝千年の森では、キッチンガーデン用の苗づくりとして４月から５月にかけて播種作業をしていきます。

できるだけ皆さんにたくさんの品種を紹介できるよう、また、自然の森をお手本に、多様な生態系をつくって病害虫などに負けないような植栽にするために、少量多品種でたくさんの種類の野菜などを育てます。

まず、セルトレーに数列ずつ、色々な種を播いて育てます。
早いものでは数日で芽を出しますが、種の姿から見ているので、発芽した時の感動も一入です。

ここで皆さんにぜひオススメしたいことがあります。
一つのセルトレーに形や色、質感など様々な芽が並ぶ様子を見ていると、まるで自分の小さなキッチンガーデンを作ったような楽しさを感じることができます。

ぜひご家庭でもセルトレーを使って色々な野菜などの種を播いて育ててみてください！！

セルトレーの中でよく根がまわってきたら、ポットに植え替えをします。

ポットに植え替えた途端に、グーンと一気に生長が進みます！


上の写真は、Nicotiana　Affinis　という一年草の種ですが、1ミリにも満たない、今回の中で一番細かい、とーってもとーっても小さな種です。

種があんなに小さくて、一体、どんな芽が出てくるのだろうと毎日観察していたら、
最初は、種同様小さな小さな芽が出てきました。

ところが、少し生長してポットに植え替えた途端、こんなに大きく生長していったのです。

一体、あんなに小さな種のどこに、こんなエネルギーが詰まっていたのだろう！！と、植物の生命力、力強さにとても感激しました！

新人ガーデナーの私にとって初めて苗をつくるナーサリーの仕事を経験しましたが、
毎日の様々な苗たちの生長の様子を見られ、そして自分たちが種から育てているということで一つ一つを愛おしく思うことが出来るナーサリーの仕事がとても大好きです。

このブログで感動が伝えられれば幸いですが、

ぜひ、皆さんも種から苗を育ててみてください。
自分で育てた苗で、ぜひ庭をつくってみてください。
きっと、もっともっと愛おしい庭ができるはずです！！



※ナーサリーの作業やキッチンガーデンの植栽の様子は、Facebookにも掲載していますので、ぜひご覧ください！

https://www.facebook.com/TMF.Garden